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2009/04/16

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死刑と裁判員制度
最近の世論では被害者保護の観点や
被害者感情への配慮から
加害者に対する厳罰化の声が高くなってきています。

実際に死刑判決の件数と死刑執行人数を
法務省の検察統計年報
http://www.moj.go.jp/TOUKEI/index2.html
で見てみますと
  死刑 死刑執行数
 1991  5 -
 1992  5 -
 1993  7 7
 1994  3 2
 1995  3 6
 1996  3 6
 1997  4 4
 1998  7 6
 1999  4 5
 2000  6 3
 2001  5 2
 2002  3 2
 2003  2 1
 2004  14 2
 2005  11 1
 2006  21 4
 2007  23 9
 2008 データなし  (*1)15 
*1 2008年については日弁連調べ

となっています。
2004年から急激に死刑判決が増えてきていて、
執行人数は2008年一気に2桁まで増加しました。

では
なぜこのように厳罰化が進むのでしょうか?
よく言われるのが、
凶悪犯罪が増加したからだ、なんて言いますが
警察庁統計資料↓
http://www.npa.go.jp/toukei/index.htm
で重要犯罪の認知件数を見てみますと
年  総数  殺人  強盗  放火  強姦 
 1967 12836   2111  3009  1323  6393
 1968  12734  2195  2988  1415  6136
 1969  11808  2098  2724  1304  5682
 1970  11423  1986  2689  1587  5161
 1971  10918  1941  2439  1676  4862
 1972  10849  2060  2500  1612  4677
 1973  9803  2048  2000  1576  4179
 1974  9737  1912  2140  1729  3956
 1975  9702  2098  2300  1600  3704
 1976  9336  2111  2095  1891  3239
 1977  9226  2031  2095  2155  2945
 1978  8695  1862  1932  2004  2897
 1979  8833  1853  2043  2127  2810
 1980  8516  1684  2208  2014  2610
 1981  8711  1754  2325  1994  2638
 1982  8705  1764  2251  2291  2399
 1983  8134  1745  2317  2102  1970
 1984  7856  1762  2188  1980  1926
 1985  7425  1780  1815  2028  1802
 1986  7151  1676  1949  1776  1750
 1987  7095  1584  1874  1814  1823
 1988  6582  1441  1771  1629  1741
 1989  5899  1308  1586  1449  1556
 1990  5930  1238  1653  1491  1548
 1991  6014  1215  1848  1348  1603
 1992  6338  1227  2189  1418  1504
 1993  7064  1233  2466  1754  1611
 1994  7320  1279  2684  1741  1616
 1995  6768  1281  2277  1710  1500
 1996  7010  1218  2463  1846  1483
 1997  7684  1282  2809  1936  1657
 1998  8253  1388  3426  1566  1873
 1999  9087  1265  4237  1728  1857
 2000  10567  1391  5173  1743  2260
 2001  11967  1340  6393  2006  2228
 2002  12567  1396  6984  1830  2357
 2003  13658  1452  7664  2070  2472
 2004  13064  1419  7295  2174  2176
 2005  11360  1392  5988  1904  2076
 2006  10124  1309  5108  1759  1948
 2007  9051  1199  4567  1519  1766


となっています。

凶悪犯罪の総数として2000年ごろから増えているように
見えますが、日本の人口を考えると
たとえば1970年と2004年とでは2300万人も違いますから、
実際の犯罪発生率からすると減っているわけです。

最近若者の凶悪犯罪が増えたと大人たちは言うわけですが、
現在60〜70歳の方たちが若かったころのほうが
実は凶悪犯罪が多かったわけです。
今の若者は草食系男子なんて言葉もあるように
争いごとをこのんでするような感じではありません。



このように
凶悪犯罪は実際には減っているのに
厳罰化が進んできているわけです。
不思議です。


こんな状況の中、
いよいよ来月から裁判員制度がスタートします。
私たち市民が裁判員となり、
被告人に対して死刑か否かという究極の量刑判断を
迫られる場面も増えるわけです。

死刑とは何なのか?
実際にどのように執行されるのか?
実際によく分かっていないのに、
被告人に対して「死刑」と言えるでしょうか?
人が人を裁くということがどう言うことなのか?
今一度よく考えなければいません。

私が思うに、
「死刑」とは合法的に人を殺すことです。


人が人を殺すのに合法も違法もないと
私は思います。



裁判員の中に死刑反対論の人がいたとしても、
多数決で死刑が確定→執行された場合、
死刑に反対した人は
「私が人を殺した」と思い
一生悔やむに違いありません。

しかし、
裁判の内容などはたとえ自分の身内であっても
しゃべることも許されません。(守秘義務)

その人は一生死刑判決を下した重荷を
誰にもその詳細を打ち明けられずに過ごすのです。






世界のすう勢は死刑廃止へと進んでいます。
国連総会で
死刑執行停止決議が2007年、2008年
と連続して決議されています。
国連から日本に対して死刑廃止が要望されていますが、
私がテレビを見ないだけかもしれませんが、
そんな報道は一回も聞いたことがありません。




いよいよ始まろうとしている裁判員制度ですが、
この制度が抱えている大きな問題点を
もう一度洗い直し、制度そのものも見直しを含めて、
大きく議論されるべきだと思います。



「裁判員制度」
本当に必要ですか?
あなたは人を裁けますか?
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