「はやく人間になりたーーーい！！」でお馴染み妖怪人間ベム。
なんと実写化されテレビドラマになるようです。
子供が生まれてから
ほとんどテレビを見なくなってしまった店主ですが、
どうも、最近のエンタメ業界は焼きなおし作品が多いですね。
もう、ネタ切れか？
私なんてベム・ベラ・ベロと言えば
まっちゃん、今ちゃん、ＹＯＵの３人がすぐに頭に浮かびます。
「ごっついい感じ！」
できればこの３人でやって欲しいものですが、
テレビドラマの妖怪人間は
ベム 亀梨くん
ベラ 杏ちゃん
ベロ 鈴木 福ちゃん
というキャスティングでした。
杏ちゃんは、うーん、なんかとってもベラっぽい！！
福ちゃんも、旬な人ですし、ベロに適役。
亀梨君は、うーーーーん、
なんかかっこよすぎてベムっぽくないですねぇ
もっとごつい感じの人が良いなぁ
きっとテレビドラマの話の内容は原作と違うんでしょうが、
アニメの妖怪人間の最終回、覚えていますか？？
生まれは妖怪でもいつか人間になれると信じて
人間のために悪魔や妖怪と戦うわけですが、
最後は人間を救うために、燃え盛る炎の中へ飛び込み
３人とも死んでしまいます。
とっても悲しいお話でした。
ま、私はテレビをほとんど見ませんので、
きっとテレビドラマの「妖怪人間」も見ませんが
いったいどんな話になるんでしょうね。
人間ではないものが人間として振舞うという作品は
昔から他にも多くの作品に出てくる設定です。
例えば、ロビン・ウィリアム氏の「アンドリューNDR114」
家政婦ロボットのアンドリュー。
最初開発されたときはブリキのおもちゃ的なロボット然とした
ロボットだったわけですが、
どんどん科学技術が進み、
容姿も動きもどんどん人間に近づいていきます。
そして人間と恋に落ちてともに暮らし始めます。
しかし、ロボットのアンドリューは人間と結婚できません。
幾度も裁判のような評議会に結婚を申請しますが、
いっこうに認めてもらえない。
そんななか、愛する人間の奥さんはどんどん年老いていく。
アンドリューもそれに合わせて外装を改造し
どんどん老いた風貌になっていきますが、
最後には・・・
ま、ネタばれになりますので、
最後までは言いませんが、
とっても感動する名作です。
さらに、小学生の教科書にも載っていた
星新一さんの「服を着たゾウ」
催眠術師に「お前は人間だ」と
催眠術をかけられたゾウのお話。
人間の言葉も喋る。
芸能界に出て成功し、
今度は動物園も経営。
おもちゃの会社も作ったり、
仕事で成功すると、鼻持ちならない態度になっていく人もいるが、
ゾウは大変謙虚で誠実、鼻の神経もいっぱいあるためか、
「鼻持ちならない」態度にも決してならない。
最後に成功の秘訣をアナウンサーに聞かれたとき
ゾウはこう答えました。
「わたしの心の奥には、
お前は人間だ、という声が潜んでいるのです。
しかし、人間とはなにか、
わたしにはよく分からなかった。
そこで、本を読んで勉強をしたのです。
人間とはどういうものか、
人間なら何をすべきか、
などについてです。
つねに学び、考え、その通りにやってきただけです。
わたしが世の役に立っているとすれば、
このためかもしれません。
あなたがた、自分が人間であると考えたことがおありですか」
（原文より）
いやー、いい話です。
人間ではないものが人間とは何かを考える。
妖怪人間もアンドリューも服を着たゾウも
人間ではありません。
世界中で戦争や紛争が後をたちません。
人が人に銃を向けあい、今この瞬間も打ち合っている。
日本でも、子が親を殺したり、親が子を殺したり、
陰湿なイジメがあったり、格差社会が蔓延したり、
やもすると、人間である我々のほうがよっぽど人間らしくない。。。。
人間とはなんなのか？
「妖怪人間」が私たちに教えてくれるのかもしれませんねぇ。
いやー、それにしても
まっちゃん、今ちゃん、ＹＯＵでやってくれないかなぁ・・・
おしまい。
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