どんなにテクノロジーが発展しても、
人の営みは２本の足で立ち上がったときから
５００万年～８００万年も続いています。
長い間に培ってきた歴史や経験則は
最新のテクノロジーをはるかに上回る力を持って、
人を動かす時があります。
日本にも温故知新という言葉がありますが、
過去を知ることは、未来を知ることと同じくらい
大変重要なことだと思います。
さてさて、
今日のお題は「先住民の教え」
先日ラジオを聞いていたら「ハチドリのしずく」の話を
誰かがされていました。
この話は以前から知っていましたが、
何年かぶりに聞いて、ふっと思い出したのと、
最近知った「死に方」に対するインディアンの教えと
共感する部分がとても近かったのと
その両方ともが先住民の教えという点で
共通しているのでちょっとビビッたので、
今日はここでちょっと紹介しておきたいと思います。
まず「ハチドリのしずく」のお話。
森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは
いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして
いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
出典・「ハチドリのひとしずく」 光文社刊
たった１滴のしずくでは山火事は消えません。
それでもなお、自分のできることをする。
この話を現代に当てはめてみると、
山火事は一体何に例えることができるでしょう？
環境破壊か地球温暖化か、
世界中で起こっている戦争か
はたまた、閉塞感が続く世の中で
突発的に起こる悲惨な事件か
拡散する放射能の問題か
あまりにも問題が大きすぎて
１人の人間が一体何をしてよいのか
にわかには分かりません。
でも、
それでも、自分のできることをする。
Ｉ’ｍ ｏｎｌｙ ｄｏｉｎｇ ｗｈａｔ Ｉ ｃａｎ ｄｏ．
淡々と、自分のできることをする。
この話は、
１人では解決のできない大きな問題だけでなく、
普段生活していく中、例えばお仕事の中にも
同じことが言えるんじゃないかと思います。
私の場合はできるとは整備ですので、
整備で社会貢献。
整備を続けることが私にとっての私のできること。
それがたぶん一番効率よく多くの人のお役に立つ方法だと思います。
警察官でも、看護士さんでも、
営業マンでも
技術職の人でも、
花屋さんもバイク屋さんも
ホストさんもホステスさんも
すべからく全ての職業は
どこかで誰かが繋がって、
だれかの役に立っています。
自分のできるとが
どんなに小さな力しか持っていなくとも、
できることをする。
そうした生き様こそが、
世代を超えて、後世に伝わるんだと思います。
未来人から見れば、
現代の我々の行動こそが歴史そのものです。
未来人が「温故知新だわぁ」と思ってもらえるような
生き様を見せたいものです。
さて、もう一個。
どこの先住民の教えかは忘れましたが、
「死に方」というかむしろ生き様に対するこんな教えです。
あなたが生まれてきたとき
あなたは泣いて
周りの人は笑っていたでしょう
だから今度は
あなたが死ぬとき
あなたは笑って
周りの人が泣いている
そうなるように生きなさい
記憶だけで書きましたので
たぶんこんな文面だったと思います。
死ぬときのことを語っていますが、
これもやはり「生き様」についての教えです。
いやー、まさに温故知新。
かっこいい生き様！！
世界中に先住民っていますからねえ
世界中にこうした教えがあるんでしょうねぇ
アメリカのインディアン
アンデスのインディアン
オーストラリアのアボリジニー
イヌイット
北海道のアイヌ
大体の先住民は西洋文明に翻弄されれきたわけですが、
テクノロジーによるさまざまな問題解決は当然続け行くとして
こうした先住民の教えって
以外にも現代に受けいれらる土壌があるんだと思います。
グタグタな私も見習いたい！！
おしまい。
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