バイクに取り付けるセキュリティー、
いろいろなものが出ています。
メーカー純正のオプションパーツもあれば、
振動でアラームが鳴るだけという簡単なもの、
また、リモコンでセキュリティーのＯＮ・ＯＦＦができたり、
異常を検知すると、リモコンへ知らせる２way機能の複雑なもの、
実に様々です。
セキュリティー上、
取り付けた車両はここでは言えません。
メーカーもここでは伏せます。
なんせ２wayの双方向通信が可能なものです。
取り付けは至極複雑です。
詳しい配線の仕組みや整備の過程も
やはり書けませんが、
同封されている配線図がめちぇくちゃ、
説明はその配線図だけしかありません。
配線図を見ても全く意味が分かりません。
日本語も直訳されているのか、
日本語の意味すらも良く分かりません。
そんな状態の中、取り付けを開始。
２時間ほどで全機能が使えるようになりましたが、
ある一定の条件が重なるとあるヒューズが飛んでしまいます。
その不具合を直すために８時間。
自分で回路を作ったり、
実験のためにイレギュラーなこともしました。
夜中の1時くらいまで頑張っていましたが、
ある実験をしている最中にセキュリティーが燃えました・・・・
おわた・・・・
万が一のためにセキュリティー本体のメイン電源の手前に
１０Ａヒューズを増設していましたが、
増設したヒューズもセキュリティー本体側のヒューズも飛ばず、
本体がモクモクと白い煙を上げ、配線が溶けた。
いままで費やした
ヒューズ30個
セキュリティー本体（15000円くらい）
私の作業10時間。
煙となって消えました。。。
私が見ても分からない付属の配線図を
お客様が普段行かれているバイク屋さんに見せるというので
配線図をお送りしました。
そのバイク屋さんとも直接電話でお話しましたが、
そちらのバイク屋さんが見ても配線図はやはり意味不明。
プロ2人が見ても分からない配線図は
誰が見ても分かりません。
きっと分かるのはセキュリティーを作った設計者だけです。
それくらい適当な配線図。
あまりにも情報量が少なすぎてさっぱり分かりません。
結局、より説明が細やかだと思われる
別の２wayセキュリティーを買って、
そちらを取り付けました。
機能的には全く一緒。
むしろ、機能的には後者のせゅりティーの方が多い。
取り付け説明がきめ細かかったので、
なぜ最初に取り付けていたものに不具合がでたのか
判明するヒントが得られましたので、
うまいこと不具合なく取り付けることが出来ました。
後者のセキュリティーを取り付け、
不具合がないか、あらゆる設定で実験。
ふぅ、全て正常に機能しています。
新しいセキュリティーを取り付けるのに4時間。
1台のバイクにセキュリティーを付けるのに掛かった時間は
合計14時間！！！！
次からはたぶん3時間程度で取り付けることが出来るように
なったと思います。
新しいセキュリティーが13000円ほどの出費です。
利益は2000円。
時給142円です。
ぎゃふーーーーんっ！！
（ま、利益が出ただけ良かったです）
次からは同じタイプのセキュリティー取り付けは
最低2万円～とします。
よそと同じお値段です。
なんせ取り付けは至極難しいです。
もう一つ大変重要なお知らせ
イモビライザー機能やエンジンストップ機能が付いているものを
取り付ける場合は、署名を頂くことにします。
セキュリティー本体の不良で
突然エンジンが止まる可能性があるからです。
走行中にセキュリティー本体の故障が原因で
イモビ機能が働くと突然点火がカットされます。
大変危険です。
イモビライザー機能の取り付けは純正品以外、
基本的にはお勧めいたしません。
どうしても、という方には取り付けますが
署名を頂くこととします。
いやー、それにしても時間がかかりました。
他作業が長ウルトラ詰まっています。
今週は毎日午前様だなぁ
今回は相当勉強になりました。
おしまい。
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