小保方さんの会見の後、マスコミの論調は
スタップ細胞があるかどうか?が問題だという感じになってきた。
今、問題となっているのは論文の書き方の問題であって
スタップ細胞があるのか、ないのか?ではないはずです。
完全に問題点が変わってきています。
もし、スタッブ細胞がなかったらどうなるのか?
ま、正直なくてもいいじゃないか!!と思います。
したがって小保方さんの研究や論文が無意味だ、 という結果にはなりません。
もし、完全にスタップ現象が簡単に、 誰でも作れ、実用に足るのであれば、 もう研究はそれでおしまいです。
今回の論文は数多くの実験結果から スタップ細胞がなければつじつまが合わない、 というだけです。
スタップ細胞の研究はまだ始まったばかりの ほんの入り口に立っているだけです。
もし、実験から得られたデータの「取り方」や 「計算方法」に誤りがあれば、 さらに研究を続けるというだけじゃないでしょうか?
コペルニクスやガリレオが地動説を唱えた時も ロケットを打ち上げて太陽系の外にでて、 星の動きを観測したわけではありません。 今から考えれば、相当小さな、おもちゃのような望遠鏡で観測し、 観測データを計算していくと どうも、地球が動いていないとつじつまが合わない、 としているだけです。
16世紀に地動説が世に出て 実際に証明されるのは17世紀に ニュートンが万有引力の法則と運動方程式を 発見してからです。
その間約100年も経っています。
もし、論文の内容が完璧に証明されるまで 論文を出してはいけない、ということになると、 研究者は人生で1本も論文をだせないことに なりかねません。
論文を出すということは ああ、こういう研究があって、 こんなことを考えている人がいるんだなぁ、と その程度でいいんだと、私は思います。
小保方さんの会見のあと、 スタップ細胞があるかないか?という論調になってきましたが、 それは小保方さんの研究や論文とは 無関係とまでは言いませんが、 すくなくても、 それは理研や小保方さんの「責任」ではありません。
論文はあくまで スタップ細胞の可能性を示しているだけです。
IPS細胞の山中教授がおっしゃているように 万能細胞の研究はまだ始まったばかりです。
万能細胞はちょっと足の速い5歳児と同じです。 その才能を開花させ、オリンピックに出て 金メダルをとるまでには 練習を繰り返し、訓練し、 健康に育て、正しい食事・睡眠をし、 まだまだ長い時間がかかります。
スタップ細胞はまだ生まれたばかりの すごい才能を持っているかもしれない 赤ちゃんと同じです。
研究は始まったばかりなのに、 いきなりスタップ細胞はあるかないか? みたいな結論を迫るのはそもそも間違いですし、 そもそも問題としていた「論文の書き方」云々の話とは 全く別問題です。
散々持ちあがておいて、 ちょっと書き方に誤りがあったからって、 あんないじめみたいな魔女狩りをしていると、 せっかく才能のある研究者(小保方さん)が 日本に見切りをつけて、 アメリカの研究室に行っちゃうかもしれませんよ!!!!!
論文の一部をコピペしたって、 写真を2、3枚取り違えたって、 論文の最終的な論旨には全く影響しません。
万能細胞という再生医療分野ので 世界のトップであり続けるためには 小保方さんに気持ち良く研究を続けてもらうことが 日本のためだとおもいます。
せっかく才能のある人がいるのに、 海外に逃げちゃいますよ!!!!!!
それでもいいんですか?
おしまい。 |