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2014/06/22

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歴史⑬ 第一次世界大戦(参戦と戦後の影響)
19世紀後半から20世紀前半まで
植民地のぶんどり合戦に躍起になっていたヨーロッパ諸国ですが、
お互いの複雑な利害関係の中で
大きく分けで
連合国側である
イギリス帝国
フランス
イタリア王国
ロシア帝国

同盟国側である
ドイツ帝国
オーストリア=ハンガリー帝国
オスマン帝国
ブルガリア王国

に2分した勢力図がありました。




各国の参謀はヨーロッパで戦争があった時に備えて
軍事計画をそれぞれ立てていたわけですが、
この各国の軍事計画の負の連鎖によって
ヨーロッパ中が瞬く間に戦争に巻き込まれ
第1次世界大戦へとつながっていく結果となりました。


そのきっかけは
日本から遠く離れオーストリア=ハンガリー皇帝の
皇位継承者フランツ・フェルディナント大公夫婦が
暗殺されるというサラエボ事件でした。

この事件は政治的背景がありましたので、
連合国側・同盟国側が続々と干渉をはじめ、
軍事計画の負の連鎖を生みだした。


日本としては
遠く離れたヨーロッパの戦争でしたから、
知らん顔をしていればよかったのかも
しれませんが、
日露戦争開戦前に結んでいた
日英同盟を根拠にこの戦いに参戦します。

つまり日本は連合国側に立って参戦します。

主戦場であるヨーロッパからの派遣要請も
再三にわたってあったわけですが、
あまりにも遠いので、
わずか18隻の軍艦を護衛と補給に
差し向けたのみとなりました。
日本が参戦した主戦場は
ドイツが占領していた青島(チンタオ)や南洋諸島
ということになります。

青島といえば、チンタオ・ビールがとても有名ですが、
これは青島がドイツ領であったということが
その原因ですね。

あ、すいません、話は戻します…


ドイツ側は極東と南洋諸島にまで
多くの戦力を裂くことができなかったというのもありますが、
日本軍はあっけなくドイツに勝利します。

1914年から始まった第1次世界大戦ですが、
予想をはるかに上回った長期戦となり、
足かけ5年間もにわたり戦争は続きます。

戦争中は大量の石油や
鉄・銅・スズ・亜鉛などの鉱物
多くの工業製品が必要となり、
明治維新以来、
アジアでいち早く工業化を成し遂げていた日本は
ある種の軍事工場となり次々と製品を輸出。
いわゆる軍事特需となりました。。
日露戦争で借金まみれとなってしまった日本ですが、
この第1次世界大戦で借金をすべて返済。
さらに多くの利益を得ました。

また、アジア地域のドイツ領は全て日本領となりました。
第1次世界大戦後の日本領を見てみますと

赤い部分が日本領ということになります。



戦争はご存知のように連合国側の勝利に終わり、
日本は戦勝国の1員ということになりました。


日清戦争・日露戦争で
日本は念願の「独立」を勝ち取り
第1次世界大戦で多くの領土を獲得したばかりでなく、
軍事特需によって、借金も返済したうえ、
多くお利益を上げることができました。

この戦いによって
日本は西洋列強と並ぶ5大国の1員として
確固たる地位を手に入れたことになります。

具体的には
国際連盟の常任理事国の1員となり、
ベルサイユ条約やパリ講和会議にも参加することになります。


この時点で日本は大国となったわけです。



私たちのおじいちゃん、曾おじいちゃん達が
成し遂げて至った歴史です。




おそらく、第1次世界大戦までの歴史に関し、
日本人の平均としての歴史認識に
大きな「ズレ」はないと思います。


日清・日露戦争までは
日本は単に独立を確立させただけですから、
独立を確保するのに、
日本国内はもちろん、諸外国からも異論はないでしょう。
第1次世界大戦も
参加する必要も日本としてはなかった、
のかもしれませんが、
世界中が戦争に巻き込まれていく中で、
日本もどちらかの側に立たなければいけなかった
わけですから、
日英同盟を根拠に参戦せざるを得なった。

つまり、

ここまでの戦争では
日本は常に受け身の戦争であったことが分かります。

第1次世界大戦後は
積極的な戦争の時代に入っていきます。

おそらく
ここから先の戦争の話や歴史認識こそが
現在のさまざまな国際問題や
対立を引き起こしている原因となっている
とわたしは思います。


大変長らく歴史シリーズを書いてきたわけですが、
実はここからが私が本当に「書きたい!」と思い立った
原因である「歴史認識」の問題が出てきます。


13回にわたって書いてきた歴史シリーズは
歴史の大きな流れを読み解くための
序章というか、簡単なガイダンスみたいなもの
ということもできます。


次回からはさらに詳しく、
より具体的事例を交えながら、
書いていきたいと思います。


次回はいよいよ「大国の政策」編へと続きます。


ということで、今回はこれで
おしまい。








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