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2015/07/01

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平和国家を考える②
現状を確認する


平和国家を考えるの2回目。

ちょっと予定を変更して、
まずは日本の現在置かれている現状というか
事実を共有したいと思います。

上のグラフは縦軸に集団的自衛権
横軸に個別的自衛権を取ってあります。

日本以外のすべての国は
集団的自衛権も個別的自衛権も認めております。

日本は個別的自衛権については
認めております。
これは憲法解釈的にも問題のないことになっております。


さて、問題は集団的自衛権。
現在、国会で議論され続けておりますが、
上のグラフを見ていただくとわかるように、
日本も一部
集団的自衛権を認めている状態になっています。


えっ!?


と思われる方もいるかと思いますが、
日米安保条約がまさに集団的自衛権そのものです。



実際にアメリカが行動を起こすかどうかは別にして、
日本が他国から攻められた場合、
日米安保によりアメリカは日本を助けることになっています。

先日オバマさんが来日した際に、、
高級寿司店で安倍さんと会食しましたが、
その時「尖閣諸島は日米安保の範囲内だ」
とオバマさんが発言しました。

つまり、尖閣諸島に某国が攻めてきたら、
アメリカが出ていくぞ!

とオバマさんは言ったわけです。

これは集団的自衛権そのものです。
日本は日本の自衛隊とアメリカの海兵隊によって、
集団的に国防をしていることになります。




同盟国の日本がやられると
アメリカの国益が損なわれるので、
アメリカが尖閣諸島を守るにすぎず、、
これは、「アメリカ」の集団的自衛権行使であって、
日本の集団的自衛権ではない!

というツッコミが入るでしょうが

アメリカの集団的自衛権でも
日本の集団的自衛権でも
どちらにせよ、
日本とアメリカ両国で日本を守っているという「事実」は
変わりありません。


集団的自衛権を完全に認めない、とすると
日米安保も認められないことになり、
共産党ではありませんが、
即座に日米安保条約を破棄
しなければならなくなってしまいます。
だとすると、
沖縄からも厚木からも、
海兵隊はいなくなりますので、
日本は日本だけで、
日本を守らなければなりません。

国防費は今の10倍は必要になりますし、
自衛隊員の数も足りなくなりますから、
それこそ、徴兵制が始まるかもしれません。


ともあれ、
日本は国内に関してだけは
集団的自衛権を認めているわけです。
これは、1951年に署名された旧日米安保、
1960年の新日米安保条約から
脈々と引き継がれている事実です。
現在は、日本、アメリカ両国で日本を守っています。


今、国会で議論されているのは
外国でもこの集団的自衛権を行使できるようにするのか?
また、
どこまでの範囲でどれだけ行使するべきなのか?
という議論をしているわけです。


と言うわけで、
事実①日本は国内だけは集団的自衛権をすでに認めている
と言うことになります。


さて、次に自衛隊の存在。

拳法9条には
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」
となっておりますが、
自衛隊はれっきとした戦力で、
だれがどう見ても戦争をするための組織です。

自衛隊の存在はすでに憲法違反であるにも関わらず、
1950年に警察予備隊から始まった現在の自衛隊は
65年間もの間、事実上の憲法違反の状態が続いています。

自衛隊設立当時、
自衛隊の存在自体が違憲であると
相当議論があったそうですが、
現在では自衛隊の存在を違憲というには
共産党だけです。
万が一にもないと思いますが、
共産党が政権を取ったら、
共産党は自衛隊を段階的になくすと公言しております。

共産党は最近、護憲、護憲と
声高に訴えておりますが、
護憲論者なら、憲法1条~8条に書かれている
天皇制に関しても認めなければいけないことになります。
共産党は国民はすべて平等であるからと
天皇制を否定しているわけですから、
この部分に関しては
言っていることに整合性がありません。

あ、ちょっと話がそれました。

ともあれ、自衛隊が出来てから65年間
事実上憲法違反であるのにもかかわらず、
私たち国民はその存在を認めてきました。
これも紛れもない事実です。

私を含め、おそらくほとんどの人は
自衛隊は日本に必要と思っていると思います。

と言うことで
事実②違憲だけど自衛隊の存在は黙認している



上記の事実2点はともに
違憲状態であることは間違いありません。

現在の憲法解釈では
集団的自衛権の行使は認められておりませんし、
先日招集された憲法学者も違憲であると断言しております。

しかし、現実にはアメリカが半分日本を守っているわけで、
集団的自衛権の行使は違憲でも
国内だけなら集団的に日本を守っても良い
ということを黙認していることになります。


アメリカは日本を守るけど、
日本はアメリカを守らなくてもよい
というのが、日米安保条約の片務的な側面で、
日本人は今まで65年間、
それで良い、としてきました。

本来なら、
主権のある国の領土に他国の軍隊が駐留していること自体
おかしな話ですから、
アメリカ軍には出て行ってもらって、
日本は日本だけで国土を守るべきだと思います。
しかし、
そうすると、国防費は今の10倍。
徴兵制すら始まる可能性も十分にあり得ます。
また、国際状況を鑑みれば、
1国だけで守より、他国と連携・共同し、
複合的に国防を考える方が、
より合理的だと思います。

問題となるのは
日本とアメリカの安全保障が対等でない、
と言うことなんだろうと思います。

日本はアメリカの属国だから、
親分であるアメリカが日本を守るのは当たり前。
というのであれば、
今の日米安保のままでよいと思いますが、
日本とアメリカを対等とするのであれば、
アメリカが日本を守るのと同様に
日本もアメリカを守るべきです。
平等とはそう言うものだと思います。


最後にもう一つ。
憲法9条を守らないと
日本はアメリカの戦争に巻き込まれる
とか
平和のシンボル、歯止めとして必要だ
と言う議論がるものまた事実です。
しかし、時限立法を作り、
自衛隊は海外派遣された実績はあるわけで、
既にアメリカの戦争に巻き込まれている、と言えます。
これもまた事実です。

平和のシンボル、歯止めとして
憲法9条が必要だというのであれば、
現在の9条を
「侵略戦争はしない。先制攻撃はしない」とすれば、
日本以外の全ての国は先制攻撃を認めてわけですから、
十分平和のシンボル、歯止めとして
成り立つように思います。
また、
それは前述した事実①②とも矛盾なく合致するだけでなく、
それだけで、抑止力が向上します。



護憲・改憲というような
対立構造ばかり言っていないで、
どうやって日本を守るんだ、
また
いかにして戦争を避けるのか
と言うことを
第一義的に議論してほしいものです。

9月まで
国会が延長されましたので、
より深い議論が国会で行われることを
期待せずにはいられません。




次回は
平和国家を考える③
戦争を起こす国

を考えていきたいと思います。
「平和国家を考える 日本に足りないもの」は
もうちょっと先に書きたいと思います。


おしまい。





















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