(シリア北部アインアルアラブ(ain al-arab、クルド名:コパニ、kobane)で、
米軍主導の空爆の後に上がる煙(2014年10月14日撮影)(c)AFP/ARIS MESSINIS)
公式発表では
シリア空爆による民間人を含んだ死者は
6000人とされています。
しかし、実際にはもっと多くの人が
死んでいると思います。
恐らく1万人くらいは死んでいると、
私は思います。
一方で、
先日起きたフランス・パリのテロ事件。
死者数は約130人。
対して、
アメリカ・フランス・イギリスなどの
有志連合が行った空爆で、6000人。
最初にシリア空爆を始めたのは有志連合です。
シリアにはISという今までとは違う形の武装集団が居て、
国内外で様々な問題を起こしておりますが、
あくまでシリア国内の問題です。
国内で起こった内戦に対して、
シリアの要請もなく、国連決議も経ずに、
有志連合が戦闘機に爆弾を積んで飛んできて、
いきなり空爆を開始したわけです。
最初に攻撃してきたのは遠く離れたヨーロッパとアメリカです。
まず、ここを確認しなければなりません。
攻撃してきたのは有志連合です。
空爆で6000人以上のシリア国民を殺害していますので、
フランスには申し訳ないですが、
反撃されても仕方がないのではないか?と思います。
総力戦が主流であった第二次世界大戦はすでに昔の戦争。
現代ではゲリラ戦が主流になりつつあります。
今回のフランスでの事件はテロではなく、
もはや戦争と言っていいと思います。
現に、フランスのオランド大統領は
フランス国内のテロに対して
「これは戦争だ。」と先日言っていました。
しかし、
シリアに戦闘機を飛ばして空爆することは
戦争と言わないんでしょうか?
フランスの民間人を無差別に殺害するテロは
卑劣な行為ですが、
シリア国民を空爆で6000人以上殺害するのは
卑劣な行為ではない、と言えるでしょうか?
「シリア・空爆・写真」などで検索すると、
多くの民間人・女・子供が
空爆の犠牲になっていることが分かります。
戦争を仕掛けたのはいかに見てもフランス
だと私は思います。
思うに、
イラクのフセイン大統領も
大量破壊兵器があるという
アメリカ情報局のでっちあげで
絞首刑となりました。
フセイン大統領はどちらかと言えば反アメリカでした。
何ぐせを付けて、フセインを打倒し、
アメリカ主導の連合国暫定政府がイラクを統治。
その後、主権が移譲され、
アメリカにとって都合の良い
ガーズィー・ヤーワルがイラク大統領に就任しました。
フセインに仕えていた主導者や軍部は
追い出されましたが、
彼らの多くがISになった。
ISが台頭してくると、
アメリカはシリア空爆を開始。
IS撲滅のためと、
今度は反シリア政府勢力に力を貸します。
シリアのアサド大統領も反アメリカです。
中東には多くの石油があります。
中東はい何時でもごたごたしてもらって、
国としての力が付かないほうが
大国としては都合が良い。
常に大国が中東を指導し、
石油利権をむさぼる。
安定した大きな力が付きそうなときは
何ぐせ付けて政権を打倒し、
ISを口実に今度はアサド大統領を叩く。
対局を見れば、
そう言う結論になると思います。
ちょっと話は飛ぶように見えますが、
インターネットとスマートフォンの普及は
世界を変えたと思います。
冷暖房のきいた綺麗な家に住み
いつでも自由に使える車があって、
24時間、365日快適にネットが利用でき、
食べることには困らない。
水道をひれれば、きれいな水が出てくるばかりでなく、
お湯まで出てきます。
教育も自由に受けることができる。
こんな快適な生活を
日本を含め、先進国の人たちは
普通の生活として送っています。
開発国の人たちは
今までそういった世界を知りませんでしたが、
ネットとスマホのおかげで、
先進国との生活格差を知ることになりました。
また、
シリア難民がヨーロッパに大量に流入しているわけですが、
長距離の徒歩移動で道に迷わないのは
スマホのGPSがあるからだと言われています。
現に、ボランティアの方たちが
スマホの充電をしてあげているようです。
情報は止めることができませんから、
開発途上国の人たちが
スマホを持ち、
先進国の豊かな生活を知れば、
生活格差に愕然とすることでしょう。
不満も出てきて不思議ではありません。
きょうもお堅い話ですいません。
次回ザ・バイクマン日記では
V-MAXのミッションの話でも書きたいと思います。
面白いネタはいっぱいありますからねぇ
おしまい。
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