ものすごく簡単に言うと、
強烈な増税です。
今までは年収130万円を超えた方が
夫の扶養家族から外れ、
社会保険料を支払うという仕組みでしたが、
今日からは
106万円を超えた方が
夫の扶養家族から外れ
社会保険料の支払い義務が発生します。
これには一定の条件があります。
①年収106万円以上
②従業員500人以上の企業に勤めている
③週20時間以上働く
上記3条件を満たすと
106万円以上の年収の方に
社会保険料の支払いが発生します。
「女性が輝ける社会」なんて言っていますが、
103万円の壁を取り払う!とか言いながら
今度は106万円の壁が出来ました。
しかも、万里の長城ばりのすごい壁です。
今までは
103万円を超えないように働くか働かないか
自分で決めることができました。
しかし今後は、106万円を超えると
上記一定の条件下で社会保険に加入しなければなりません。
ご存知のように
社会保険は会社が半分を負担しています。
企業側の心理からすれば、
120万円/人で2人雇っていたが、
このままだと社会保険料の半分である約17万円を
会社が払わなければいけなくなります。
2人で34万円です。
それならば、
雇っている人を3人に増やして
80万/人とすれば、
社会保険料を払わなくて済む。
こう考えるのが普通の経営者です。
すると、
今まで120万円稼げていた人が
会社側の理由で
80万円まで下がるように
労働時間を短縮させられる可能性が出てきます。
結果として妻の稼ぎは減る。
さらに今国会から扶養控除(38万円)もなくそうとしています。
扶養控除が無くなったら、
住民税
県民税
社会保険料
保育園の保育料
あらゆる税金が上がります。
それで財務省は6000億円の税収増を狙っています。
今日からの新社会保険制度と
扶養控除撤廃が決まれば、
往復ビンタで
世帯収入は激減します。
これは誰の目から見ても明らかです。
世帯収入が減れば、
当然可処分所得も減ります。
お金がますます使えないということになってしまいます。
日本のGDPの6割を占める個人消費が落ちます。
景気の下振れは必至です。
もうねぇ、
なんですかねぇ
財務省のバカ!
あなたたちは病気です。
日本の財政再建は
マイナス金利を日銀が打ち出した時に
既に終了しています。
プライマリーバランスは
どの国よりも健全です。
安倍さんも頭を冷やして
本当に女性が輝ける社会とは何か?
今一度考えなおして欲しいと思います。
消費税延期法案とトレードオフで
財務省と密約を交わしているとしか思えません。
阿部さんの外交と防衛にはおおむね賛成ですが、
社会保険制度やTPPに関しては
いまいち腑に落ちません。
新社会保険制度に関して詳しくは
下記厚生労働省のHPでご確認ください
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/2810tekiyoukakudai/