本日ニュースでやっておりましたが、
アメリカのグーグルから独立した
自動運転の会社「ウェイモ」の
ジョン・クラフチックＣＥＯは８日、
グーグルがカリフォルニア州で開いている
開発者向けのイベントで講演。
「年内にアリゾナ州フェニックスで
完全自動運転の車を使ったサービスを開始する。
誰もがアプリを使って呼ぶことができるようになる」
と発表。
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20180509/k10011431511000.html
アメリカでは先日
完全自動運転のテスト中に死亡事故を起こしましたが、
自動運転の商業化に向け
着々と準備が進んできております。
自動車のAIを活用した完全自動運転は
遅くても数年のうちに実現するのは明らかです。
一方日本では
先日AIを使った自動運転実用化に向けて
専門会議が開かれ、事故を起こした時の
責任問題について議論が始まったばかりです。
圧倒的なスピード感の差・・・
また、
中国のシリコンバレーと言われている深圳（シンセン）では
ドローンの開発スピードは世界一と言われています。
午前中にプランを出すと、
午後には試作機がでかがっているほど、
その開発スピードは圧倒的に早い。
両国に共通するものは
何と言ってもスピード感。
プランが提出されてから、
本社に持ち帰って会議ばかり開いている日本とは
歴然たる違いがあります。
何につけても「完璧」を求める
日本の国民性といえば
よく聞こえますが、
あまりにも「完璧」を求めていると、
他国に開発スピードで負け、
自動運転にしても、
ドローン技術にしても、
後進国となってしまいます。
この「完璧」を求める国民性は
AIやドローンなど、
科学技術だけに関したことだけではありません。
政治においても、
完璧性が重視されすぎて
実に些細な問題を取り上げすぎて、
全く前に進みません。
モリ・カカ・スパ問題。
財務省の不正
自衛隊の日報問題
官僚や地方議員のセクハラ問題
どれもこれも問題であることは確かですが、
日本全体としての視点があまりにも欠けすぎていて、
全体としてどうなのか？
という視点全くありません。
日本全体の経済としてはすこぶる堅調です。
日経平均は２２０００円台。
若者の就職も今や売り手市場。
今朝のニュースによると
実質賃金も上昇し始めたようです。
アベノミクスは順調に成果を出している。
外交においても、
ここ数十年の、どの歴代首相よりも
多角的な視点で勧めているのは
自民党なんだろうともいます。
もちろん安倍自民党にも問題はあります。
完璧ではありません。
多少の誤差や瑕疵はあります。
しかし、あまりにも気にしすぎると、
全体として前に進めなくなってしまいます。
この誤差や瑕疵は
物事が進んで行かないと
分からないことも多くあるはずです。
大切なのは前に進めること。
そのスピード感。
少なくとも、米国と中国には
良い悪いは別にして
このスピード感だけはあります。
スピード感がなければ、
他国に後れを取り、
世界をリードすることは出来ません。
スピード感を出すためには
もちろんリスクが伴いますが、
長く続いた不況の影響か、
リスクを極端に避けようとする傾向が
あまりにも強くなったと思います。
リスクのないところに決してリターンはありません。
どの国もそうですが、
政治は国民の姿そのものです。
私が、またはこの日記を読んでいる１人１人の心の中が
リスクを恐れ、前に進むことを恐れ、
変化を拒み、安定を欲しています。
個人の日常生活の中の些細な決断も
国会議員が日々行っている決断も
全く同じなんだろうともいます。
政治は国民の心が凝縮されて現れているにすぎません。
日本は世界的に見ても
大変すばらしい国であると、
心の底から思いますが、
日本とて完璧ではありません。
良いところもあれば、
悪いところもある。
他国の良いところは良いと素直に認め、
改善できるところは素直に改善する謙虚な心。
謙虚な心は日本人の持つ、
最強の武器ともなり得るはずです。
自動運転にしても
ドローン技術にしても、
世界をリードできる技術は
日本にこそあるはずです。
どんな世界でも完璧はありません。
リスクを取って、
スピード感を出していきたいものです。
