登場人物を覚え
年号を覚え
地理は都道府県と県庁所在地を丸暗記。
つまらない・・・
そう思っていた。
なぜつまらない授業だったのか?
それは丸暗記がメインの授業だからです。
戦前の授業は違いました。
江戸時代の授業は違いました。
地名には必ず歴史があります。
ご自身の住まれている土地には
必ず名前があるはずです。
ザ・バイクマンは神奈川県の大和市にありますが、
大和市の由来は、
明治時代4つの村が合併し「鶴見村」となったが、
そこで分断危機がありました。
その時、当時の県知事が事態を収拾するため
「大きく和する」の意味を込め新しい村名を
「大和」村に改称したことと言われています。
ではなぜ分断危機が起きたのか?
もし、あなたが当時の県知事なら、
どのような名前を付けるか?
また、分断させたとすると、
その後はどうなっていただろうか?
ここまで考えるのが地理の授業でした。
単に名前を覚えるのが地理ではありません。
でも今ではそこまで教えない。
なぜ大和市なのか?
なぜ神奈川という名前なのか?
なぜ日本なのか?
地理を知れば必然的に地元愛が生まれます。
歴史をしれば、日本愛が生まれます。
でも日本人は地元の歴史を知ってはいけないのです。
なぜそういう歴史も持ったのか?
なぜそういう地名になったのか?
議論してはいけないのです。
知らないものは愛せません。
つまり、
日本人は日本を愛してはいけないのです。
本来、歴史と地理は一体のはずですが、
そこをあえて分断して授業をするから、
地理と歴史の関係性(ストーリー)がつかめないまま
大人になってしまいます。
単に暗記科目に格下げとなった2つの授業。
何時からこうなったのか?
この日記を読まれている方なら
薄々感づいている人もいると思いますが、
そう
戦後から歴史と地理の授業が大きく変わった。
つまり、GHQの指令によって
授業内容が大きく変わったわけです。
文部科学省のHPによれば、
戦後GHQの指令によって
「修身・日本歴史・地理の授業停止とそれらの
教科書・教師用参考書の回収とを命じたものである」
とあります。
それに合わせて5000名以上の教職員が
いわゆる「教職追放」の憂き目にあいました。
多くの書物が「禁書」となって、歴史から消えました。
今でこそ、歴史と地理の授業は復活しておりますが、
なんと、敗戦後の日本には歴史と地理の授業が
GHQによって廃止されておりました。
その後国会義議員の有志によって
なんとか授業復活までこぎつけましたが、
単純な暗記授業に格下げとなってしまいました。
これ、知ってました?
私は正直、知りませんでした。
そして、戦前の授業では
地名の由来や
歴史的事実
その関係性、
そして最も重要であった
地理と歴史の関係性であるhistory
つまり、
物語を教え、
例えば、
自分がもし織田信長だったら
比叡山を焼き討ちするか?
もし、焼き討ちしないのなら、
その後どうなっていただろうか?
と言うところまで生徒に議論させていた。
あれ?
これって、
今欧米各国でやっている
歴史教育そのものじゃん!!!
でも
日本ではそこまで議論させない。
「議論させない」んです。
歴史と地理の授業は暗記科目になって
大変つまらない授業になってしまった。
歴史と地理は本来「考える授業」であったはずなのに、
今ではすっかり暗記科目です。
ここで問題です。
もし、あなたがナポレオンなら?
もし、あなたが聖徳太子だったら?
もしあなたが、東条英機だったら?
もしあなたが、山本五十六なら?
もしあなたが、安倍晋三なら?
どうしますか?
結構大変ですよ。
あらゆることを考えなければいけません。
そうとう勉強しなければ、
自身の意見も持てません。
しかし、
これこそが、
本来の歴史授業だと
私は思います。
文部科学省のHPはこちら