神奈川県大和市のバイク屋 ザ・バイクマン 中古バイク・バイクの整備・車検はお任せください

ザ・バイクマン日記
トップページザ・バイクマン日記2021/03/06
はじめての方に
会社概要
車検受付
修理受付
工賃表
引き上げ・納車
ザ・バイクマン日記
ギャラリー
今日のお客さま
中古車在庫
諸費用一覧
当社の整備内容
通信販売
お問い合わせ
地図
BBS
リンク
English
2021/03/06

前の日記を読む


次の日記を読む

日記トップへ
動物としてのヒト
昨日子供たちに
「一番大切なものはなに?」と聞かれ、
私はこう答えました
「それは命だよ」
「え!?お母さんはお金って言ってたよ!」
「あはは、確かにお金も大切だけど、
 命がなくなっちゃったらお金も使えないだろ~
 だから、命の方が大切なんだよ。
 でもね、
 ただ「命」が大切なんじゃない
 「つながる命」こそ大切なんだよ
 お父さんとお母さんの命が結婚して
 君たちの「命」へと繋がった。
 だからお父さんの命より
 お母さんの命より
 君たちの命の方が大切なんだよ」
という話をしました。
「つながる命は大切だ」
確かにそうです。
疑いようのない真実。
しかし、
私は子供たちにこの話をしたのちに、
このあまりにも当然と思っている
「命は大切だ」という思いも
実は人間の思い込みなのではないだろうか?
と、ちょっとだけ疑問がでてきた。
アウストラロピテクスが誕生したのが
440万年前。
農耕が始まったのが3万年前。
人類の歴史の中で、
狩猟生活をしていた時間の方が圧倒的に長い。
ヒトの歴史の99.4%は狩猟生活の歴史だ。
森の中で生活し、虫や木の根、果物などがその主食。
もちろん、狩猟もしていたが、
ひ弱な人間が取れる動物はそう多くはなく、
狩りで獲物が取れるほうが希でした。
命の危険は今よりはるかに高かった。
他の肉食獣の餌になることはもちろん、
もし生まれた赤ちゃんの髪の毛が薄かったら
その場で殺したり置き去りにした。
生命力が弱いと判断され、
集団生活の足手まといとなるからだ。
少数精鋭でなければ生き残れない厳しい生存競争の世界。
サバイバル能力の高いスーパーエリートだけが
生き残れる世界。
ところが、3万年前に農耕が始まると、
スーパーエリート以外も
農耕の働き手として「必要」になってきた。
弱者が殺されない時代となった。
現代。
LGBTや身体に障害のある弱者でも
生命の危険を感じることなく
生きていくことができるようになった。
狩猟生活をしていた時代にもし彼らが生まれていたら、
恐らく全員仲間うちに殺されていたと思う。
うちの長男だって発達障害なので、
恐らく仲間内に殺されていただろう。
当時だって「命は大切」だったはず。
でもそれは「選別された」命は大切だったにすぎない。
農耕が始まってからの3万年間に
人類は弱者でも生きていける社会を作ってきた。
現代でも、命の選別は行われている。
国家予算はザクっと100兆円。
全部福祉に使えば助かる命は多いでしょうが、
そうもいかない。
経済を回すため、
国防のためなどに費用が掛かる。
全体のバランスをとって福祉の値段が決められる。
つまり、これも
広く言えば「命の選別」をしていることになる。
そういった意味で
今も昔もヒトは「命の選別」をすることで
ヒトという種族を存続させてきた。
長男が狩猟時代に生まれなかったことに
ただただ感謝するしかない。
徒然
おしまい。
トップページザ・バイクマン日記2020/03/06
トップページ はじめての方に 当社の整備内容 会社概要 個人情報における基本方針
車検・点検・一般整備受 引き上げ・納車料金 工賃表 諸費用一覧 特定商取引法に基づく表示
お問い合わせ ザ・バイクマン日記 ギャラリー リンク English
神奈川県大和市のバイク屋 ザ・バイクマン 中古バイク・バイクの整備・車検はお任せください