カウンターカルチャーですね
今ある制度・習慣・風習・伝統を壊す。
自分の親、その親、その親と
2600年もたどると、日本人は全員親戚です。
ひたすらさかのぼると
古事記の世界へとつながります。
古事記は神話なので、
事実か事実じゃないかは問題ではありません。
神話として残っていると言う事が大切です。
ニニギが神様から寿命のある人間になって
その孫が神武天皇になりました。
そこから子孫がどんどん増えます。
神武東征によって、
日本中の豪族と親戚関係を結んでいきます。
つまり、日本人の祖先をたどると、
最終的には神武天皇へとつながる。
神武天皇はニニギのミコトへ繋がり
ニニギのミコトは天照大御神へと繋がります。
2600年以上続いている世界最長の「国」が日本です。
この日本人としての共通の「想い」が
大切なんだろうと思います。
この思いこそが
日本を分断させずに2600年以上続けることができた
最大の原因だろうとう私なんかは思います。
ダンバー数という数があります。
集団(群れ)として認識できる数です。
チンパンジーは50~100匹を群れとして維持できます。
それ以上になると治安が乱れたり
群れの分断が起きたりします。
ネアンデルタール人は150人が限界でした。
ホモサピエンス(我々)は数千の集団を
維持することができましたが、
これは共通の「想い」を共有することができたからです。
ウソや偶像を信じ合うことができたことが、
大きな集団を団結させる「力」になった。
ひ弱だったホモサピエンスが
屈強なネアンデルタール人をはじめ、
他のホモ属を一掃できたのも、
大きな集団を安定的に維持させる「力」を
持っていたからにほかなりません。
日本は古事記という神話から始まって
今の家族制度へと繋がっているという
「作り話」を共有しることで、
天皇を中心にしたある種の団結を作ることができた。
それが2600年以上続いているわけです。
それが1億2千万人もいます。
世界で最も大きなダンバー数と言っても良いと思います。
天皇中心の制度の中で家制度ができて、
戸籍制度ができて、
現在へと繋がっている。
多分ほとんどの人は
家族が大切だと思うんじゃないかなぁ~と思います。
鬼滅の刃が爆発的に流行るのも
完全個人主義の鬼よりも
家族を思う、思い合う繋がりが
日本人の琴線に触れるからなんだろうと
私は思います
日本人の根底に流れる家族愛
そこに完全個人主義の夫婦別姓という制度を入れても
社会に歪みが起こるだけです。
夫婦別姓を訴えている人は
鬼だけが住む世界を日本に作りたいんですかね?
そしてこう言った
合理主義的・功利主義的考え方の結末は
家制度そのものを破壊し、
長期的には天皇家破壊へと繋がります。
進化の歴史を鑑みれば、
ダンバー数が減るということは、
国が分断または衰退することを意味します。
白人移民から始まったアメリカは
もうすぐ白人の国ではなくなります。
人口的にはヒスパニック系が白人を上回る。
今のアメリカをみれば、
トランプさん以前から分断は始まっていたと思います。
イギリスも同様。
すでにコスモポリタン国家です。
王家が残っているから分断まではしていないものの、
国家としての力は大きく衰えました。
このようにダンバー数の減少は国家の分断を招き、
衰退をもたらします。
1億2千万人が共通の家族でつながっている。
そしてそれが2600年以上もの長い間続いている。
これをぶっ壊すのが
夫婦別姓であり、
カウンターカルチャなんだろうと
個人的には思います。
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